第二回 ベトナム出前授業「奈良から日本文化をはこぶ」

  • 開催日:2013年3月19日(火)
  • 場 所:ホン・バン国際大学(HONG BANG UNIVERSITY INTERNATIONAL) ベトナム・ホーチミン市

ベトナム・ホーチミン市のホン・バン国際大学にて、奈良市の後援を得て、第二回目の日本文化の出前授業を行ってきました。

今回の出前授業は、前回2012年10月の成果を踏まえ、ホン・バン国際大学からの依頼を受けて実施したものです。

団体の出前授業の基本テーマは一貫したものですが、今回はホン・バン国際大学からの希望テーマを中心にして実施しました。

今回の授業の内容は、「雛祭」と「風呂敷」でした。

ホン・バン国際大学の学生さん70人程の出席がありました。

授業が3月ということもあって、日本の年中行事の中から「雛祭」が選ばれました。

そのため、〝雛人形(7段飾)〟を日本から持参して、実際に雛人形を学生さんに並べて頂き、触れて感じて頂く授業となりました。

また、紙で作られた人形(ひとがた)や流し雛も持参し、美しい雛人形の発生過程が日本人の信仰にルーツをもつこともお話ししました。

「風呂敷」の授業では、その由来や日本人の〝包む〟習慣に託す〝こころ〟についても触れ、包み方の実践し体得することで、 日本人の生み出した知恵を共有していけるといったより成果のある出前授業に取り組むことができました。

持参した風呂敷は100枚余りですが、その半数以上を当会員及びその知人の賛助によって集めることができました。

ご協力いただいた皆様に感謝致します。

また、持参しました「雛人形」はホンバン国際大学の日本学科に寄贈させていただきました。

日本をより身近に感じて頂けると嬉しく思います。

今回は帝塚山大学の学生さん2名の参加があり、〝現代日本の学生事情〟をパワーポイントを使って発表してくださいました。

現地の学生さんに大好評でした。

当研究所のこうした活動が若者同士の交流に繋がっていくことを強く願っています。