NPO設立1周年記念フォーラム 「海外を通して日本を知る(3)~ジャパンブランドの力」
- 開催日:2013年5月19日(日)
- 場 所:奈良市指定文化財 追分本陣(奈良市大和田町1912番地)
内容
フォーラム
(1)パネリスト発表
- NPO法人日本文化研究所なら 理事長 勝部月子
- 大阪大学・天理大学 非常勤講師 水野アミ氏
- 桃山学院大学大学院 ティンティンカイン氏
- 梅乃宿酒造株式会社 常務取締役 吉田佳代氏
(2)意見交換会
- 交流会
- 御祝儀舞「雛鶴三番叟」西川麗矢氏
- 懇親会(各国料理を囲んで)
この度、〝日本文化研究所なら〟は NPO設立1周年を迎えました。
これを記念し『NPO設立1周年記念フォーラム「海外を通して日本を知る(3)~ジャパンブランドの力」』を開催いたしました。
このフォーラムは〝日本の伝承文化の力を伝えていこう〟という私達の活動を、より客観的にみていこうという目的で行なわれたものです。
そのためには、私達自身が〝日本と日本人〟について、もっといろいろな観点から見直し考える必要がありました。
今回お集まりいただいた4名のパネリストの方々に、ご自身の国や専門分野また経験を通して、日本と日本人についてどのように御覧になっているかを発表していただきました。
まず初めに、当研究所理事長 勝部月子が、現在までの活動を通じて再認識した「日本の力」について話をしました。
次に、インドネシアご出身であり大阪大学・天理大学非常勤講師をされている水野アミ氏に、「様々な“縁”を通して見た日本の姿」について発表していただきました。
そして、ミャンマー出身で桃山学院大学大学院に在籍されているティンティンカイン氏は、「日本と自国の文化の違い」についてお話されました。
最後に、梅乃宿酒造株式会社 常務取締役 吉田佳代氏は、家業である伝統産業の継承を通して感じられた「日本の力とその未来」について、発表していただきました。
その後、4名のパネリストに登壇していただき、意見交換会をいたしました。
共通認識としては、各国の歴史の中で育まれた文化や生活習慣を互いに理解し合い、協調して次代へ進んで行くことが必要であること。
また、現代に生きる私達は、温故知新を礎とし、伝統と革新への果敢な挑戦をしてこそ、未来へ前進することができるというものでありました。
フォーラム終了後、ご参加いただいた約50名の方々と親睦を深めるため、交流会を開きました。
御祝儀舞として西川麗矢氏に「雛鶴三番叟」をご披露いただき、各国料理を囲んでお食事を愉しんでいただきました。
本フォーラムならびに参加者との交流会を踏まえ、私どもNPO日本文化研究所なら は、これからも引き続き〝先人たちのメッセージをよみとき現在にひもとくかけ橋〟の役割を果たしていくことを、強く認識したフォーラムとなりました。