第五回 ベトナム出前授業「奈良から日本文化をはこぶ」
- 開催日:2015年3月6日(金)、7日(土)、8日(日)
- ホーチミン市師範大学(MINISTRY OF EDUCATION AND TRAINING HCMC UNIVERSITY OF PEDAGOGY) ベトナム・ホーチミン市
- ホン・バン国際大学(HONG BANG UNIVERSITY INTERNATIONAL) ベトナム・ホーチミン市
- 国際交流基金 ベトナム日本文化交流センター(The Japan Foundation Center for Cultural Exchange in Vietnam) ベトナム・ホーチミン市
内容
Ⅰ.第一部
- 当研究所理事長 勝部月子 講義『日本の年中行事「月見と日本人について」』
- ホン・バン国際大学学生発表「ベトナムの月見」
- ホーチミン市師範大学学生発表「ベトナムの月見」
- 帝塚山大学学生発表「今の若者風情」
Ⅱ.第二部
- 出前授業:体験授業―漢字パズル―
Ⅲ.第三部
- 日本の芸能鑑賞:琴の演奏
- 茶話会:和楽器体験(琴)など
- 昼食を共にしながら日本語での会話
今回で5回目となるベトナム出前授業は、ベトナム・ホーチミン市の2大学とホーチミン市の国際交流基金(ベトナム日本文化交流センター)で実施し、NPO会員5名・帝塚山大学1回生2名・協力者(琴演奏)3名が参加しました。
3月4日がベトナムの「満月祭」にあたるため、今回は「日本の月見」について講義しました。
ベトナムの学生さん達には、「ベトナムの月見」について発表していただきました。
そして、帝塚山大学学生が若者の言葉で、現在の彼らの様子を発表しました。
既に、コミックや音楽、ファッションなどで共通するアイテムが多々あり、それを教科書で習った言葉ではなく「若者の言葉」で話す姿に、ベトナムの学生さん達は興味深々の様子でした。
次に、日本の芸能鑑賞として、琴の演奏(荒城の月、千鳥の曲、さらし風手事、さくら)をしていただきました。
体験授業では、皆さんに漢字パズルに挑戦してもらい、10人程のグループにわけトーナメントを行いました。
難しい問題も簡単に解いている学生さんがいて、感心しました。
恒例の茶話会では「琴」に挑戦したり、持参した「けん玉」をしたり楽しく過しました。
午後は、それぞれの大学の学生達と昼食をとりながら、日本語での交流をはかりました。
以前の出前授業で出会った学生さんに再会する機会があり、その頃とは見違えるほど流暢な日本語を話す彼らの姿をとても嬉しく思いました。
また、今回は、国際交流基金(ベトナム日本文化交流センター)を訪問し、「日本の月見」についての講義と演奏会(和琴とベトナム琴)をいたしました。
回を重ねるごとに親しくなった現地の学生も増えてゆき、日本から参加する若者達が彼らとのつながりをより深めていることを、大変うれしく思います。
今後も彼らの成長を応援していきたいと考えます。
最後に、ホンバン大学・ホ-チミン市師範大学の先生方々の御協力、並びに毎回通訳を担当してくださるVO THI MAI HUONG氏に感謝いたします。