「さろん de にほん~七夕茶話会」

  • 開催日:2013年7月7日(日)
  • 場 所:光華庵(奈良市)

内容

  1. 講演 「楽しく、私らしく!暮らしのなかで実践する異文化コミュニケーション」山田真美子氏 
  2. 懇親会
  3. 七夕茶会

七夕飾りを設えた光華庵にて、「さろん de にほん~七夕茶話会」を開催しました。

今回の〝さろん de にほん〟の講師は、ご主人の転勤に伴い10年以上を海外で過ごされた山田真美子さんに、貴重な経験をお話頂きました。

長い海外生活の中でも、今回は、特にアメリカ合衆国滞在(シアトル、ハワイ、デトロイト)での暮らしを中心にお話を伺いました。

パワーポイントを使って、映像を見せて頂きながらのお話は大変興味深く、 参加者一同身を乗り出して映像を拝見し、話に聞き入り質問責めといった、活発な講演会となりました。

なかでも、住まわれたどの地域においても、必ずボランティア活動に取り組んでこられたお話は、国内にいても難しいものが多く、 その姿勢と挑戦されていた勇気に感服しました。

海外生活からの学びとして「皆が一緒じゃない、自分の常識は他と同じじゃない、異文化をすべて受け止めなくてもいいけれど、異文化を受け入れてみようという努力と寛大さが必要だ」ということを感じているともおっしゃっていました。

また、異文化コミュニケーションはあくまでも手段であり、〝友達ができること〟それが一番の宝物であるということ。

自分にとっては、その仲立ちをしてくれた一番の貢献者が、愛犬であったことも。

そして、常に〝やめない〟〝つづける〟を自らのモットーにしていろいろなことに挑戦してきたこと。

「信念をもっていると、必ず叶う」という現地の友人の言葉を大切に暮らしているともお話頂きました。

時には文化の違いに驚かされ、時には広大な環境に羨望の眼差しと共に、溜息をつきつつの大変エキサイティングな、あっという間の1時間半でした。

〝日本文化の力〟をどう伝えていくかを模索している私達に、おおきな力と勇気を頂いた講演となりました。

講演後は、食事をしながら懇親会をひらきました。

「七夕茶会」では、七夕趣向のお菓子と茶碗が準備され、目も味覚も楽しみました。

また古く、七夕に願い事を書いたといわれる梶の葉が水差しに掛けられ、 外は34度という猛暑であったにも拘らず、涼を感じる風情のある七夕茶会を愉しみました。