日本を伝える(七)~正月の慣
- 開催日:2017年1月6日(金)
- 場 所:氷室神社(奈良市春日野町1-4)
内容
- 氷室神社 正式参拝
- 氷室神社直会殿にてお正月体験
- 「氷室神社のご由緒」 氷室神社 大宮守人宮司
- 「正月の慣(ならい)について」 日本文化研究所なら 理事長 勝部月子
- 食事(お節料理)
- お正月の遊び体験:いろはかるた、着物体験
- 邦楽鑑賞:笛 岩本拓也氏(帝塚山大学生)
日本のお正月を体験していただくため、国内外の学生さんを8名お招きしました。
氷柱を奉納する献氷祭や樹齢約100年の枝垂れ桜で有名な氷室神社で、四季の事業の一環としてお正月の行事を開催させていただきました。
お正月らしさを感じてもらうため、参加者には着物の着付をし、氷室神社本殿にて正式参拝をさせていただきました。
学生さん達は神妙な面持ちでお参りされていました。
その後、直会殿においてお正月の体験をしてもらいました。
まず初めに、大宮守人宮司から氷室神社のご由緒ををご説明いただきました。
当研究所理事長 勝部月子が「お正月の慣(ならい)」と題し、お正月の飾りやお節料理等について説明しました。
次に、お節料理(お雑煮や祝い三種盛りなど)を準備したところ、留学生は初めてのお正月料理に興味津々で、その見た目のきれいさと味のよさを喜んでいました。
お正月の遊びとして「いろはかるた」をし、それぞれのことわざの意味を一つでも覚えることができるよう工夫しました。
また当日参加されていた帝塚山大学文化創造学科の岩本拓也氏による笛の演奏鑑賞を愉しんでいただきました。
留学生の方々からは「日本人はお正月を大切に考えていることがよくわかった」「映像や写真でしか見たことがないお正月の過ごし方を体験できて嬉しかった」と、また日本の学生さんからは「日本の良さをあらためて感じた」と大変喜んでいただき、盛会のなかお開きとなりました。
当研究所では、今後も国内外の若者に、日本の文化を伝える機会を設けていきたいと考えております。