第三回 ベトナム出前授業「奈良から日本文化をはこぶ」
- 開催日:2013年9月26日(木)、27日(金)
- ホン・バン国際大学(HONG BANG UNIVERSITY INTERNATIONAL) ベトナム・ホーチミン市
- ホーチミン市師範大学(MINISTRY OF EDUCATION AND TRAINING HCMC UNIVERSITY OF PEDAGOGY) ベトナム・ホーチミン市
内容
Ⅰ.第一部
- 講義「日本の年中行事─日本人と〝七夕祭〟─」
- 体験:七夕飾り作成(七夕短冊書き・七夕折紙・七夕細工等)
- 日本の学生(帝塚山大学4年生)による現代日本事情の発表
- 阪本寛文「祭りと若者―祭囃(祭笛演奏)」
- 樋口直哉「東北大震災ボランティアを通して」
- 小山聰樹「現代日本の若者とサブカルチャー」
Ⅱ.第二部
- 懇親会:日本人と日本語に親しむ─参加の学生を中心とし懇た談会
今回は第3回目のホン・バン国際大学に加え、ホーチミン市師範大学で、奈良市の後援を得て、日本文化の出前授業を行ってきました。
実施メンバーは当NPOからの3名に加え一般から2名、帝塚山大学の学生(4回生)3名の総勢8名での日本文化の出前授業となりました。
ホン・バン国際大学(日本語学科)73名、ホーチミン市師範大学(日本語学部)106名が参加。
いずれも参加者の人数制限をお願いしての実施でした。
できるだけ多くの学生さんに生の日本文化を届けたいと願っていますが、出前授業の目的と内容(出前授業は手から手へ渡せる、感じ取ってもらえる日本文化と日本人を目指したいと考えています)、及び日本からの参加者の人数によって、人数制限をせざるを得ませんでした。
両大学学生の出前授業への取り組みは熱心でした。
講義と実技を通しておこなうこの出前授業の特徴は、机上で学ぶ日本文化を直に手にすることができることにあります。
この効果は、学生たちがより日本への関心を深めているのを強く感じる確かなものとなってきています。
しかしこの事業の一番の問題は、ベトナムへの渡航費の捻出です。
現在まで参加者の自費で賄われているのが実情です。
NPOからの補助金は事業費のごく僅かに留まっています。
NPO自体の経済力にかかってきていることからもこの問題の解決が急務です。
海外で日本語と日本文化を学んでいる多くの若者に〝生きた日本の文化を運んでいく〟この事業へ多くの方のご賛同頂き、是非ご参加をお願いします。