スペイン出前授業「奈良の春をはこぶ」

  • 開催日:2010年3月7日(日)、8日(月)
  • CCM文化ホール(Centro Cultura) スペイン・トレド市
  • NARA小学校 スペイン・トレド市
  • 国立バリャドリ大学(University of Valladolid)スペイン・バリャドリ市

奈良市の姉妹都市であるトレド市から招待状を受け、奈良市の後援を得て、日本文化の講演・出前授業及び日本の芸能披露をとおして国際交流を行ってきました。

CCMホールでは、当夜の霙混じりの極寒にもかかわらず、定員400人の客席はほぼ満席。

マドリッド大学やラボラル大学にて日本語・日本文化を専攻している学生達も多数参加されました。

エントランスにおいては、日本の茶菓や筆などの紹介の場を設け、それらをとおしてのコミュニケーションの輪も広がり、熱気のある会場となりました。

舞台上では持参した雛壇を飾り、日本の民俗と文化に関わる話で各々の芸能を繋ぎ、披露しました。

客席からは様々な質問も飛び出し、関心の高さを伺うことができました。

また、地元のテレビ局や新聞社の取材もあり、翌日に報道され、地元新聞の一面にも、「Toledo se impregna de la cultura nipona de la ciudad e Nara 」 <トレドに、(姉妹)都市奈良の日本文化が一杯に満ちあふれた!>と紹介されました。

現地の子供が通うNARA小学校では、環境をテーマに日本を紹介し、世界的に有名なアニメ「ドラえもん」の曲を日本語で一緒に唄うことにより、子供達の異国文化への興味深さを知ることができました。

国立バリャドリ大学では、日本語や日本文化を学ぶ現地の大学生を対象に講義や各芸能の披露をし、日本の日常を知ってもらうために煎茶と茶菓を提供して、日本の食文化の一端を紹介し学生達と交流をはかりました。