特定非営利活動法人日本文化研究所なら 設立記念講演「奈良を学んで日本を知る(1)追分の里から-」

  • 開催日:2012年6月3日(日)
  • 場 所:奈良市指定文化財 追分本陣(奈良市大和田町1912番地)

内容

  1. 開会ご挨拶 NPO法人日本文化研究所なら 理事長 勝部月子
  2. ご挨拶 「西奈良の文化圏-追分の里から-」追分本陣村井家当主 村井猛氏
  3. 舞踊 「三番叟」西川麗矢氏
  4. 講演 「郡山と追分」柳沢文庫理事 柳澤保徳氏
  5. 落語 「東の旅より 七度狐」雲水坊風之助氏
  6. 活動報告 NPO法人日本文化研究所なら 理事長 勝部月子

協賛

  • 御茶(新茶):上深川町様 「題目立」(ユネスコ無形文化遺産登録)伝承地
  • 御菓子(葛焼き):中西克之様  御菓子司なかにし(大正2年創業 ならまちの和菓子店)
  • 吉野杉 折敷:坪岡常佳様「坪岡林業」(吉野町で吉野杉・吉野桧の突版製造業)

当日はお天気にも恵まれ、会場である追分本陣から眺める奈良盆地の景色はとてもきれいで、設立記念講演会にふさわしい爽やかな日となりました。

満席となった会場(約70名)での講演会は、当研究所理事長/勝部月子ならびに追分本陣村井家当主/村井猛氏のご挨拶で幕をあけました。

先ずはじめに西川麗矢氏による舞踊「三番叟」が舞われました。

江戸期より〝本陣〟であった村井家と縁のある、柳澤家(郡山城主)の柳沢文庫理事/柳澤 保徳氏による講演「郡山と追分」では、奈良街道における歴史的な地域交流についてお話しいただきました。

講演会場である〝追分〟の地名が出てくる落語「東の旅より 七度狐」は〝伊勢参り〟の旅道中をつづったお話で、雲水坊風之助氏の軽妙な話術により、会場は盛り上がりました。

最後に、当研究所理事長/勝部月子より「活動報告」をさせていただきました。

現在に至るまでの当研究所の国内外における活動を説明し、「先人達のメッセージをよみとき、一緒に次代に繋げる掛け橋になっていきましょう」と呼びかけました。

講演終了後、参加者の方々には奈良市指定文化財である村井家住宅内、及び当家に伝わる貴重な品々をご覧いただき、本陣看板や嫁入り籠を興味深げに見入っておられました。

また、「日本の伝承文化の支援事業及びそれを支える人たちを応援する活動」の一環として、神事芸能を伝承する奈良市上深川のお茶を販売し、たくさんの方にご賛同いただきました。